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こころのはなし

 

E子ちゃんは今年小学校1年生になった女の子です。1学期が始まってしばらくたち、他の子どもたちは徐々に新しい環境に慣れ始めましたが、E子ちゃんはなかなかなじむことができません。家では両親や兄弟とごく普通に会話をかわしていましたが、学校の担任の先生の話で、学校では友達や先生の問いかけに、うなずくなど身振りで答えることはあるものの、一言も話をしないことがわかりました。

選択性かん黙とは、家ではごく普通に話をしているのに、学校など特定の場面や特定の人物に対しては話をしないといった状態を指します。

発症は通常5歳以前ですが、「おとなしい子」、「あまりものを言わない子」と捉えられていることも多く、学校などの集団場面に参加して初めて気づかれることも少なくありません。こうした症状を抱えた子どもは根底には強い緊張感や不安感を抱えていることが多いとされており、幼稚園や学校などの楽しく過ごすことが期待されている場面で、集団活動に参加することができなかったり、身体が硬直してしまって思うようにふるまうことができなかったりと、多くの場合社会的な障害も抱えています。

 

診断基準

DSM-W-TR ICD-10
312.23 選択性緘黙
Selective Mutism (formerly Elective Mutism)
F94.0 選択性緘黙
Elective mutism
  1. 他の状況では話すことができるにもかかわらず,特定の社会状況(話すことが期待される状況,例えば,学校)では,一貫して話すことができない。
  2. この障害が,学業上,職業上の成績または対人的コミュニケーションを妨害している。
  3. この障害の持続期間は少なくとも1カ月(学校での最初の1カ月に限定されない)。
  4. 話すことができないことは,その社会状況で要求される話し言葉の楽しさや知識がないことによるものではない。
  5. この障害はコミュニケーション障害(例:吃音症)ではうまく説明されないし,また,広汎性発達障害,統合失調症またはその他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではない。
  1. 正常あるいはほぼ正常な言語理解能力の 水準。
  2. 社内的コミュニケーションに十分な表出 性言語能力の水準。
  3. ある状況において正常あるいはほぼ正常に話すことが出来ることが明らかなこと。
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